uta3daysのブログ

自分の体験や興味あるものをつらつらと書いています

2年間のニート生活を語る。あの時僕はニートだった。

今30歳を目前として僕は正社員として一応働いている。そこにどれだけ意味があるかわからないが、世間の中で社会人として一端を担っている(端っこの方だが)今はいっちょまえにネクタイして会社に向かう僕だが、大学を卒業してから2年間ニートをやっていた。そのことを今日は書きたいと思う。

皆勤賞だった中高

2年間ニートになる前の僕はひどく真面目で中高は皆勤賞だった。しかしながら学校を1度も楽しいと思ったことはなかった。友達も少なかったし、勉強を強制する雰囲気の学校に馴染めなかった。勉強をして良い学校に行くという価値感に馴染めず反抗をしていた。いつも窓の外を見ていた記憶がある。勉強の先に何があるか、ずっと闇の中にいる感覚だった。しかしながら学校を辞めたりする勇気も行動力も無く黙々と学校に通い死んだような毎日を過ごしていた。

受検の失敗、名もなき大学へ進学

僕の通っていた高校はいわゆる進学校で良い大学へ進む者が多かった。その中で僕は〝なぜ勉強するのか〟と考えてほとんど勉強していなかった。そんな事を考えている暇があるなら勉強しろと今なら言いたいが昔はそんな感じだった。
そんなやつが大学受検に成功するわけもなく志望校に落ち滑り止めの大学に行くことになる。

大学卒業そしてニート

大学の4年生になり1ヶ月ほどは就職活動をするがやめてしまう。その理由としては〝本当に自分がやりたいことがわからない〟だった。就職を次々と決めていく大学の友人。それをみて焦りや劣等感を感じていたが就職活動をしなかった。
そして季節は変わり大学卒業を迎える。

そして僕はニートになった

大学の卒業式をサボり、僕は実家でテレビを見ていた。就職を決めキラキラと輝く彼らを見るのが辛かった。そして自分を見られるのが怖くなった。肥大化する自意識を抑えることができず僕は人の目に恐怖を覚えるようになり家に引きこもることになった。
家にいる理由を聞かれてもなんと答えればよいかわからなかった。〝自分が本当にやりたいことが何かわからない〟だから家に引きこもっていると僕は思っていた。天職の見つけ方、自分の才能の見つけ方、起業の仕方など自己啓発本を読み漁っていた時期である。何も行動を起こさずに本ばかり読んでいても自分のやりたいことなどわかるはずがないのにその事に僕は気づいていなかった。理想の仕事を求めすぎて僕は身動きが取れない状態になっていた。肥大化する自己意識と天職じゃないと仕事はつきたくないという強い思考。これらが僕をニートにならしめたのだった。
続きます