uta3daysのブログ

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千葉の巨大カオステーマパーク『大慶園』に行ってきた!


千葉に住んでる友人に連れられて巨大テーマパーク『大慶園』に行ってきた。千葉住民で知らない人はいないらしい。もう1つのディズニーランドと言われているらしい。テーマパークと言っても正確に言うとゲームセンターである。実際に『大慶園』は予想よりも巨大でカオスだった。

アメリカの香りがする『大慶園

まずとにかくデカい。車も100台ぐらい止まっていた。車を止めて坂を登っていくと高級スポーツカーが展示してあったり、ボロボロのロケットが置いてある。入り口にはバスケコートが数面あり2on2をやったりしている。なんだからアメリカンな空気が流れていた。

巨大ゲーセンとゴーカートと時々トレーニングジム

建物は2つあり東側の建物に入ることにした。中には無数のゲームが置いてあった。格闘ゲームから音ゲーなど様々だ。ゲーセンにあまり行かない僕はワクワクしていた。

そして驚いたのがゴーカートがあったこと。10周回って500円。実際に乗ってみたが意外とスピードも出た。友人と一緒に乗ったが思いのほか楽しかった。ペーパードライバーなので来年は本物の車を上手く運転できるようになれたらなと思います。

ゴーカートが終わって上をみると何故かトレーニングマシーンが並べてあった。ほぼ全ての部位を鍛えることができるレベルのマシーンが揃っていた。何故ゲーセンにトレーニングマシーンが…そしてもっと謎なのがそこに入ることが出来なくなっているのだ。一体何故?誰の為のスペースなんだ。謎は深まるばかりだった。


お洒落なビリヤードスペース

大慶園にはゲーセン、ゴーカートがあるビルともう1つのビルがある。そちらのビルに行ってみるとなんだかゴーカートのビルとはまた違ったお洒落な雰囲気。

奥に入ると凄い数のビリヤードが。こんなにビリヤードがあるのは初めてみた。その時はお昼だったので人はまばらだったが夜になれば多くの人が集まることが想像できた。


まとめ

初めて行った『大慶園』だったが非常に楽しめた。ゲームもびっくりするほどあったし、ゴーカートやビリヤードなどの普通のゲームセンターにはないものも多数あり遊びのドンキホーテのようだった。

またバスケコートが複数あったのが印象的だった。あまりバスケコートを日本で見ることがないからスラムダンクフリークの僕にとっては羨ましかった。近くに『大慶園』があったらバスケをしに行ってただろう。

千葉の巨大カオステーマパーク『大慶園』とてもオススメです。

元カノの写真を消す


仕事も終わり開放感でいっぱい。新たな年を迎える上でするべきことはやっぱり大掃除。今年1年様々なことがあったけどそれらのことを綺麗にしてから新しい年を迎えたい。

大掃除をする前に最近部屋の掃除があんまり出来ていなかったので洗濯などいつもどうりの掃除をすることに。

いつもの掃除をしていたら2時間ぐらいで飽きて携帯をぽちぽち。ブログでも更新しようかと携帯の写真フォルダーを弄っているとそこには元カノとの写真があった。

元カノの写真を見つける。

元カノと別れてもう1年以上がたつ。彼女を思い出すことは今はあまり無いし特に未練もない。しかし元カノとの写真はなぜか消せなかった。

なぜなんだろう?別れたけれど彼女との思い出まで消す必要はないと思ってたからだろうか。

元カノの写真消すか問題

彼女とは別れたがその思い出まで消す必要はあるのだろうか。その時は間違いなく互いに楽しい時間を過ごしたし、ある過去の時間を共有した。

写真を消すことによってその思い出も消してしまうことになるのではと不安な気持ちもあった。

過去に心を繋いで

しかし写真はその時間を切り取って永遠にしている。やはり写真をそのままにしておくのは過去に心を繋いだままにしていることと一緒で今を生きて新しい出会いのためには写真をそのままにしておくのは良くない。

感謝をこめて

特に恨みがあるわけではない。確かに別れた時は互いに傷付いたし、哀しい思いもした。

しかし今はそれも過去になり、写真がそこに残るだけだ。新しい人生を生きる為に感謝をこめて写真を消そうと決めた。

写真を消した

写真はそれほど多くなかったが消すことに対してやはり躊躇した。未練はないと思ってたけど躊躇している自分に笑えた。

消すのは一瞬だった。携帯を二、三度操作したらすぐに消えていった。しかし今まで心の奥で引っかかりのあった何かが消えた気がした。写真を消したことによる喪失感は無く感謝の気持ちが胸に訪れた。

繋がれたままでは歩けない

写真を消して気がついたことは普通の思い出写真と元カノの写真は違うということ。

やはり男女間の思い出は強すぎる。それをいつまでも形にした状態で残しておくのは良くない。完全に忘れて何もなかったことにする必要はないが感謝を込めてけじめはつける必要があると思う。

今日写真を消したことによってけじめがつけれた。これで新しい一歩が踏み出せそうな気がした。

今日会社の上司が辞めた。Dさんが教えてくれたこと


今日会社の上司が辞めた。直属の上司ではなく1番上のポジションだったので直接会話をすることは少なかった。だけど本当にたまに一緒に仕事をご一緒させて頂くことがあり、その時は仕事のやり方を具体的なことだけでなく理念の部分で教えて頂いた。もう来年からDさんはいない。実際の売り上げはもちろんのこと、今後の方向性など不安が多い。今までは事業部全体が道に迷った時は最終的には道筋を示してくれた。もう道筋を示してくれるDさんはいない。

理念を受け継ぐ

今後Dさんが具体的に僕らの方向性を示してくれたりリーダーシップを発揮してくれることはない。しかしながら僕はDさんから理念を受け継げたと思う。基本は何がお客様のためになるか。とにかく相手のことを考える。それが基本理念だ。その基本理念を元に今後の方向性を考えていきたい。

Dさんから学んだこと

Dさんから学んだことは多い。『人の3倍働く』『営業はまず数字を出して証明する』『周りに合わせずぶっちぎりを目指せ』『年収1000万円を目指せ、それは当たり前だ』『予算は怖くないし、考える必要はない。お客様にどれだけ役に立てたか考えろ』『相手にとって何が価値かを考える』etc 30年以上のキャリアがある方だし実際に年収も僕が予想できるよりあるらしい。なので説得力がある。そして何より相手の幸福や成功をベースとしていることがDさんの言うことを信じる理由だ。

ありがとうございました。

1年間という短い期間でしたが本当にありがとうございました。Dさんに教えて頂いたことは決して忘れません。今後の仕事の土台としていきます。そして次会うときはぶっちぎりの成績を出し事業部を引っ張っているようになっています。Dさんから教えて頂いた基本理念を元に働いていきます。本当にありがとうございました。感謝しています。

いつか会えたら

いつか会えたらその時は胸を張って会える自分でいたい。道でばったり会うかもしれない。仕事の関係で会うかもしれない。その時には『お久しぶりですDさん。Dさんに教えて頂いたことは今でも私の土台になっています。そして今は有難いことに仕事も重要なポジションを任されています。これもDさんの教えがあったからです。本当にありがとうございました』そして一緒にお酒を飲みに行きたい。その頃になれば僕も美味い場所やそこでのルールもわかっている。たぶん。そしてそこでDさんと話をしたい。
Dさん本当にありがとうございました!

スカイツリーに行ってきた!

浅草を食べ歩きをしていると近くにスカイツリーがあることに気がつきました。スカイツリーが大きいからか近そうに思えたので歩いて行くことにしました。

キリンビールの雲

スカイツリーに向かって歩いていると隅田川を渡ることができます。下には水上バスも走っています。そして見上げるとそこには巨大な金色雲(う◯こ)があります。いやあれう◯こでしょう!製作者とあれをOKした人は凄いと思う。本当に不思議。なぜあれをビルの上に置こうとしたのか謎が深まるばかりだ…インパクトがすげぇ。スカイツリー、黄金のビル、雲の並びも壮大。

スカイツリーに到着

隅田川を越えて歩いて行くとすぐにスカイツリーに着きました。歩いて10分もかかっていないと思います。デートで浅草からスカイツリーのコースは中々いいかも。そしてスカイツリーやっぱりデカイ。見上げていると首が痛くなります。スカイツリーの付近を歩いていると人だかりがありそこにはなんとあの世界的スターが!

ピコ太郎のニセモノ

人だかりにつられていくとそこにはなんとピコ太郎が!しかしよく見ると微妙に違う。ニセモノのピコ太郎でした。そしてそのニセピコ太郎がいたのがPPAPカフェ。期間限定のピコ太郎カフェでその前でニセピコ太郎がネタをやっていました。お店の前でやるから逆にお客さんがお店に入りにくそうでした(笑)

展望台までの長蛇の列

スカイツリーと言えば展望台。僕も展望台に行こうとするとそこには長蛇の列が!「60分待ちでーす」係員さんの声。友人と話し合い特にこの後の予定もなかったので並ぶことに。60分も並ぶなんてディズニー以来です。ゆっくりと足を進める列の中、横にすいーと展望台へのエレベーターに進む人がいました。なんと事前予約ができるのです。今後スカイツリーの展望台に行く人は事前予約をお勧めします。列に並んで話すのも楽しいけど60分並ぶのは結構キツイです。

春夏秋冬のエレベーター

60分並びチケットを購入して展望台行きエレベーターに向かいました。春夏秋冬と4種類の内装が違うエレベーターがあり私は夏のエレベーターに乗りました。花火をモチーフにした内容は美しく階を上がるごとに色が変わっていくのが見事でした。展望台までなんと50秒。めちゃくちゃ早いです。

いざ展望台へ!

エレベーターから降りるとそこには見たことの無い東京の夜景が広がっていました。思わず息を呑みました。こんなに美しい夜景を見たのは初めてです。ぜひ生で見て欲しいです。展望台は意外と混んでおらずスムーズに回ることが出来ました。東京の夜景をゆっくりと楽しみその日はスカイツリーを後にしました。

まとめ

チケットが2000円と最初は少し高いかな〜と思っていましたが展望台に着いたらその気持ちは無くなりました。2000円以上の価値があります!今は歌舞伎や記念撮影、ライブなどもやっているので景色だけでなく色々なことで楽しめます。スカイツリーお勧めです。行くときは事前予約を忘れずに!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた。

クリぼっち回避方法


いやもう12月25日のクリスマスです。今年のクリスマスは偶然にも23日、24日、25日と3連休!これは恋人がいる人間にとっては最高でしょう。しかしながら独り身の人間にとっては地獄です!

クリぼっち回避方法を考える

全国に無数といる声をあげることのできないクリぼっち達。クリスマスイルミネーションの下顔を曇らせるて歩く者達のためにクリぼっち回避方法を考えていきたい。

知り合いにメールしてみる

とにかくメールをしてみよう。相手だってクリスマスを1人で過ごすという最悪のことは避けたいだろう。僕らがあまりにもヤバくなければ返信ぐらいはくれるだろう(その答えがyesかnoかはわからないが)しかしそんな行動力があるクリぼっちなどおらずメッセージを送る相手すらいない可能性もある。違う方法を考えよう。

出会いの場に参加する

クリスマスはイベントがたくさんある。その中にはもちろん独り身を対象にしたイベントもある。そのようなイベントに参加するんだ。いい出会いがあるかもしれない。

同性と遊ぶ

これも楽しいかもしれない。実際に独り身のわたしはこれを選択した。確かに楽しい。気心が知れた同性の友人と遊ぶのわ。しかし時々急激に寂しが溢れ出て来る。特にカップルを見ると悲しくなる。同性と遊ぶのもいいが24日、25日はなんだか違う。

アメリカではクリスマスに家族と過ごす

家族と過ごすのもありだ。実際にクリスマスの本場アメリカでは家族と過ごす。心をアメリカナイズして家族と過ごそう。そちらのほうがより自然だと自分に思いこませよう。

それでも異性か恋人と過ごしたい

上に様々な方法を提案したが、なかではまだクリスマスは異性か恋人と過ごしたいと考える人は多いだろう。そんな人に言えるのは

今年クリぼっちだった理由は…

しかしながらクリスマス直前だからとウルトラcを信じて彼女を焦って作ろうとする人もいる。例えできたとしても深い仲で繋がってはおらずクリスマス後はすぐに別れてしまうだろう。
クリスマス前に頑張っても中々難しい。やはりコツコツと1年かけて恋人作りをしていく必要がある。今年自分が恋人と過ごしていないのはこの1年の結果なのです。

クリスマスという儀式

クリスマスは恋人達にとって特別な意味を持つ。社会が恋人達に与えた特別な期間である。この期間を大切に使うのが必要である。しかしこの儀式を期日目前で滑り込みでパートナーを見つけて使うのは難しい。

まとめ

来年のクリぼっち回避のためには今年の12/26日からコツコツと恋人探しへの努力をする必要がある。それがクリぼっちを回避する最善の方法である。

浅草に行ってきた!浅草 グルメ

久しぶりに昔の友人と会う機会があり浅草に行く事にした。もともと住んでるところも仕事先も東京なので浅草は近いのだが実は行ったことが無かった。お昼過ぎごろに友人と浅草で落ち合った。浅草駅には外国人観光客が多数。たぶん日本人より多かった。

やっぱり最初は雷門

浅草と言ったら雷門。駅から歩いて1〜2分と非常に近い。近くによると大提灯の迫力に驚く。塗りたてなのか赤が綺麗に映えていた。みんな記念撮影をしているので僕もぱしゃり。

歩くだけで面白い仲見世通り

雷門から入るとそこには出店を構えた浅草寺まで続く仲見世通り。様々なお店があり歩いているだけで面白い。お箸屋さん、カツラ屋さん、せんべい屋さんetc 本当に多くの浅草らしいお店が揃っている。その中でも美味しそうな匂いをさせているお店があったのでついつい足を止めてしまった。

行列ができる人形焼き店

仲見世通りには人形焼き屋さんが多い。どこも美味しそうである。匂いにつられ足を止めるた形焼き屋さんは行列ができていた。行列があるとなぜか並んでしまう。そこは作っている人が見えるようになっていて手作りの匠の技が見れます。熱々でアンコも甘すぎず美味しかったー。7個入りで500円とお値段もお手頃で食べ歩きにはぴったりなのでおすすめです。

少し危険な浅草寺

人形焼きを食べながらぶらぶら浅草寺へ。まだ年末では無かったけれどムードはお正月。おみくじも引いてしまいました。ちなみに吉でした。浅草寺の賽銭箱前まで行くのは結構大変です。人が多く牛歩のように足を進めます。そして中々賽銭箱まで辿り着けないので途中で賽銭をライトからのバックホームするように投げる人もいます。それがけっこう前の人に当たって痛そうでした。浅草寺は少し危険な場所でした。

美味しいメンチカツ

浅草寺のお詣りを終え元の道を戻っているとメンチカツを持つ人がチラホラと見えた。それを見ていると無性に食べたくなって仲見世通りから横に抜ける道にメンチカツ屋さんを発見。1つ200円で熱々のメンチカツが食べれてめちゃ美味しかった。食べ歩きをしているとパワーも湧いてきたので浅草から見える東京スカイツリーまで歩いて行こうということになった。
東京スカイツリー編に続きます🔜

ねじまき鳥クロニカルを読みました。謎解きクロニカル

村上春樹作品が好きでかなりの数の作品を読みました。その中でも途中で断念してしまった唯一の作品が『ねじまき鳥のクロニカル』です。間宮中尉の皮剥ぎの話が結構タフで4年前に読んでそこで辞めてしまった。

人間の闇がテーマの『ねじまき鳥クロニカル』

『ねじまき鳥クロニカル』は全編で暴力や人間の内に潜む影を主体にしている。間宮中尉の戦争談は読むのに体力を使う。体力を使う本はその本を読むべきタイミングがある。今はそれができそうだったので『ねじまき鳥クロニカル』3巻に挑戦し完読することができた。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

村上春樹作品でも難解な作品

『ねじまき鳥クロニカル』は村上作品の中でも難解な部類だと思う。抽象的なものが多く答えがハッキリと書かれることは少ない。(他の村上作品も大概同じだが)綿谷ノボルが何を人から引きずり出すのか、なぜ妻は出て行ったのか、岡田トオルは何を癒すのか読んでる途中ではわからなかった。しかし完読後様々な解釈や解説を読み自分の中で意味を掴むことができた。

謎ときクロニカル

綿谷ノボルが何を引き出すのか。そしてなぜ引き出せるのか。間宮中尉がなぜ皮剥ボリスを殺せなかったのか。岡田クミコは兄をなぜ殺さなければならなかったのかについて書いていく。

人間の丸裸な本能・欲

綿谷ノボルが引きずり出すのは人間の丸裸な本能か欲。日常生活では本能や欲は無意識に抑え込まれている。それが岡田クミコの場合は性欲であり倫理的に許されないモノだった。『ねじまき鳥クロニカル』では戦争の話が半分以上を占める。戦争もまた人間の暴力や残虐性を引き出す。綿谷ノボルも戦争も同じ力を持っている。

村上作品の主人公

村上作品の主人公はどこか達観をしていて自分自身を客観視している。岡田トオルも同じだ。自分を客観視し分離できる人間は例え自分の中に非常に暴力的な部分や倫理的に外れた自分を知ってもそれほどうろたえたり、混乱はしない。やれやれこんな部分が自分の中にあるとは驚きだ。それはそれとしてパスタを作ろう。

ひとりっ子の主人公

ほとんどの主人公が男の場合はひとりっ子だ。村上春樹がひとりっ子である事と強い関係性があるだろう。そしてこのひとりっ子というのが達観や自分自身を客観視できる要素になっている。私もひとりっ子だからよくわかるのだが周りに子供が居らず大人に囲まれていると子供の内から大人と同じ客観性を持たらざる得ない。内面的に自己を同化し子供同士との比較、相対化ができない。子供の時から大人と同じ視点でいるのは不自然である意味不幸だ。しかしこのことによってひとりっ子(そして村上作品の主人公)は客観性を持つ。

客観性の能力

客観性は自分だけではなく他者にも使用できる。複雑に絡み合ったモノや内に抑え込んでいるモノを客観性により解くことができる。綿谷ノボルはひとりっ子では無いが岡田トオルの影として書かれているので同じ力を持っていたのだろう。

間宮中尉はなぜ皮剥ボリスを殺せなかったか

間宮中尉が皮剥ボリスを殺せなかったのは暴力性など人間の根本を破壊することはできないからだ。だから岡田クミコは暴力や本能を引き出す装置の綿谷ノボルを殺さなければならなかった。

本当の自分を夫さえ知らない

自身の中にある暴力性や非倫理的な部分。岡田トオルも言っているが【結婚をしていたが本当のクミコをどれだけ知っていただろうか。】まさに人間の底の部分を共に知るのは夫婦で長く過ごしていても難しいのではないだろうか。

信じきれなかった

岡田クミコは綿谷ノボルにより自分の悪を引き出され夫から去って行った。岡田トオルは必死に妻を取り戻そうとした。妻の全てを受け入れて。しかし妻は綿谷ノボルを殺し服役する事になる。ラストで妻が帰ってくるところは描かれない。自分の悪を見つめそれを夫が受け入れてくれることを信じきれず岡田クミコは罪を犯してしまう。これはイニシエーションの失敗を意味していると思った。

まとめ

人間には悪がありそれを引き出す装置も存在する。装置を破壊することはできる。しかしそれは場所を問わずひょっこりと顔を出す。装置を破壊したり見ない振りをするのではなくその性質さえも受け止めてくれる愛があることを信じることが唯一の答えであり対抗策である。